- 2022.06.15
久しぶりの様態改善に関するプレゼンです ‼
シーナグループ第21期下期キックオフの事例発表も第2位まで掲載させて頂きました。
今年は僅差で第3位になった『アーチ・デイサービス 大開』のプレゼンもご紹介させて頂きます。
本事例は久しぶりに様態改善に関するプレゼンテーションです。現在、東京の姪御さま近隣の有料老人ホームに、ご転居されたYさま(S15年生まれ当時82歳)
翔月庵神戸大開近くの兵庫区上沢に独居されていた当時は、
近隣に身寄りもなく独居されて居ましたが
度々、外出しては帰宅できず複数回、警察に保護される状態でした。
姪御さまから、湊川不動産屋さんに依頼があり
アーチ・デイサービス大開を‘21年2月よりご利用開始されました。
要介護1 甲状腺低下症・脊柱管狭窄症・認知症Ⅱ
の既往歴があり身体的にも廃用性症候群が進行しておられました。
上沢のご自宅を朝早く外出され、ご自宅に戻れず警察に保護される事が
その後も頻繁に発生し
『兵庫区はーとん登録事業』より弊社へ問い合わせがありました。
ご家族もご心配から同年6月より翔月庵 神戸大開にご入居されました。
デイサービスの当初目的として①意欲向上 ②上下肢の筋力向上(ADL向上)を目指すことになりました。写真①
①意欲向上
・他者様とのかかわりを持ち社会参加ができるように。
・ご本人様が頑張ったらできる事と出来ない事を見極める。
・ご自身で出来る事は、手伝わずに見守り声掛けを行う。
・ご自身が少し手を伸ばすと届く課題を立て、出来た時の達成感を感じて頂く。
②上下肢の筋力向上
A.今できる事
・ズボンの着脱、杖やシルバーカーでの歩行、歯磨き、トイレ
B.手を伸ばせばできる事
・上衣の着脱、フットマッサージ器のスイッチを押す事
・化粧水のキャップの開け閉め
・靴下を履く・体を洗う事
写真②
①上着の脱ぎ着を目的に棒体操(写真①
可動域を大きくすることを目的に棒体操の実施。写真では分かりにくいですが
大きく可動域が広がりました。
②レッドコード(写真②
体感訓練でバランスと身体の中心を意識します。この訓練でも左手の位置が大きく
変わり身体の中心も、ぶれなくなりました。片足立ち
在宅で長年独居され、ご利用2年ほど前から、かかりつけの整形外科受診ができなくなりました。
徘徊を繰り返し、お買い物へ出かけても やはり徘徊と、しっかりした目的を持って帰れなくなる事が続きました。
半年程度でこのように改善されるケースは多くありませんが、明確に表情や姿勢・歩行など
日常生活が短期間で大きく改善することができました。