Cina 株式会社シーナ
「あきらめない介護」、「明るい老後」、「望まれる給食」で
高齢化社会をサポートする株式会社シーナです。
事例紹介 事例紹介
  • 2020.11.30
  • 『新型コロナウイルスに負けるな!』

  • 翔月庵 神戸大開
  • 2020年は新型コロナウイルスという今までに経験したことのない

    見えない感染症にリアルタイムで取り組み、試行錯誤しながら

    行ってきた具体的な対応策及び経緯をお話します。

    職員は、出勤前と出勤後の検温(37℃以上は出勤不可とし自宅待機)常時マスク着用し、手洗い・消毒 換気の徹底を行いました。また自己管理や自粛は言うまでもありません。

    そして外部の方には 面会の制限をし、来訪した方への手洗い・消毒及び検温チェックを義務づけ記帳して頂きました。

     

    翔月庵大開の具体的な対策としてご入居者への食事提供は、朝食は居室配膳 昼食・夕食は 食堂で2部制にし、1部は入居の方でDS利用者、2部は通われている外部のDS利用者としました。配茶時に館内のエレベーター内外の手すりやスイッチパネル等消毒も併せて行いました。

     

    受診は極力控えて頂き、処方箋のみ発行していただき職員が受け取りに。

    買物同行は、代行に切り替えることで不必要な外出が避けられるようにしました。

     

    外部DSは、内部デイサービスに切り替え、宅配(coop等)の受け渡しは2Fで職員が受け取り、各居室へ届け、再び注文等を業者に伝達しました。

    クラブ活動(書道・カラオケ・園芸)、移動販売(パン・コンビニ・デパート)も、軒並み中止になりましたが

     

    入居者様の外出・ご家族の面会については、消毒の徹底を行いながらも制限はしておりませんでした。

     

    ★アーチ・デイサービス大開では、緊急事態宣言発令直後より外部と内部の接触を避ける為ご利用者の時間・曜日変更をしました。

    月・水・金曜日は1日を通して外部の日、火・木・土曜日の午前中は、内部・午後は外部と分けました。

    火・木に関しては入浴・食事が必要なご利用者が多かった為、内部の利用時間を通常時間より1時間半早く繰り上げました。

    外部の利用時間を11時半着からスタートできるよう送迎時間を調整しました。なるべく入浴者を減らして運動をメインにして頂けるよう個々のCMと相談し協力して頂きました。

     

    ★自粛期間中、活動量の低下が懸念される為、その対策として両足首に錘を装着してもらい、体操に参加して頂きました。

    体操開始前に錘を装着し手すり運動に取り組まれています。終了後の移動時でも、つけていることを忘れるくらいシルバーカーを持って歩かれています。

     

    継続して錘を装着しておられたご利用者は重量を上げて取り組まれました。

    コロナでご自宅にて生活しておられたご利用者には、職員が週に1度訪問し、個々にあった体操メニューと脳トレーニングプリントを一週間の記録(実施した時間・その日の体調チェック)を記入して頂きました。

     

    そして、現在の状況は

     外部デイ再開!ご入居者にはマスク着用、職員が2Fまで送迎の上、担当者に検温を伝達すること、受診・買物同行も再開しご入居者には帽子・マスク着用をお願いしていて、帰宅時に2Fにて、アルコール手指消毒を行っています。

    ご入居者の楽しみである喫茶は、席の配置や時間差誘導で密を避けながら、通常の日曜日に戻りリラックスできる時間も確保できています。クラブ活動は、1テーブル1名という形式で書道のみ再開、移動販売も、パン販売が、2Fの事務所前にて再開に至り、徐々にコロナ対策と共に通常の生活を取り戻しつつあります。

     

    最後に 

    他施設では中止や見送りという選択もあった夏祭りを、

    翔月庵大開では、厨房やアーチ大開、本社の協力を得て

    従来の外部ボランティア参加の大掛かりなものではありませんが

    職員が知恵を出し合い、入居者の皆様が笑顔になるような実演の食事企画や

    童心に戻れる金魚すくいや水風船を投げるゲーム、昔懐かしい駄菓子のおやつ、拭き戻しのおもちゃをお土産に取り入れたお一人ひとりによりそった夏祭りを開催することが出来ました。

     

    入居者様にも好評を博し、職員一同力を合わせ事故もなくスムーズに進行できたことは大きな励みや自信となり、これからも続くコロナとの共存や試練を 乗り越えられるのではないかとの希望にも繋がっています。

     

    コロナ禍も新しい力にかえて・・・