- 2019.12.02
再出発
- アーチ・デイサービス 大開
アーチデイサービス大開は、7月よりアーチ橘・アーチ大開が統合し地域密着型通所介護から通所介護へ変更となりました。
管理者不在での業務困難や利用者様の減員等の原因があり、改善に向け行動してきましたが様々な理由もあり、令和元年7月31日をもってアーチ橘を休止。令和元年8月1日より2つのデイサービスは統合、地域密着型通所介護(18名定員)から通所介護(30名定員)となり、新たなアーチデイサービス大開に生まれ変わりました。
統合に向け、7月31日まではそれぞれの事業所を利用して頂いていたため、利用者様が不快な思いをされないよう、事故が起きないようにと職員はお互いの情報交換を行い、何度も30名定員でのシミュレーションをし、開所に向けて連日、遅くまで話し合い、準備を行いました。
2事業所の大きな違いとして、駐車場からフロアへの移動距離、トレーニング内容と負荷の強弱。昼食では、橘は昼食準備を利用者様と一緒に行い(ご飯や味噌汁を取り分け、配膳)、大開は職員がトレーにて配膳していました。また、翔月庵の入居者様の利用があり内部送迎もあります。たくさんの細かなことに関しても何度も話し合いを重ね、8月1日を迎えました。
経過として、8月はお互いの利用者様の名前と顔を覚えるために必死になったり、業務を行うことで精いっぱいとなり、利用者様とのコミュニケーション不足。フロア内環境に関して、ほとんどの障害物は撤去したつもりですが、今までのスペースの中に30人弱という利用者様の数で同線確保が難しく、事故が起こらないようにとの緊張感で空気が重くなっていました。また、日中の流れが定まらず「待ってて。待ってね。ちょっと待ってください。」が多くなり、利用者様に迷惑をかけてしまいました。
9月に入り、お互いの利用者様の名前と顔が一致し、送迎も組み直し、1日の流れにも慣れてきたため、各職員の心に余裕が生まれ、トレーニング内容も改善・追加となり、8月前半は午前・午後ともに2項目でしたが8月後半より3項目の体操を実施しています。徐々に1日の流れが確立していく中で、利用者様個々のステップアップ・注意点に目を向け、各職員が考えるようになっていきました。
残念ながら「レッドコードができない」とのことで、デイサービス大開の利用回数を減らされる方や終了された方もおられ、利用者様にマイナスイメージを印象づけてしまったことは、デイサービス、会社として反省すべき点だと思っています。ただ、先ほどもお伝えした通り、各職員が利用者様個々のステップアップについて今のデイサービス大開の取り組みで何が利用者様に足りないかと真剣に考えました。
まず、座席移動が減少したことでの下肢筋力の低下が考えられるため、全員で1列に並んで頂き、立ち上がり動作、スクワット運動、足踏みを開始し、大腿部の筋力維持や向上を行うことで、転倒予防の身体つくりを目指しました。
次にレッドコードを中止しているため、代替のトレーニングとしてボールと棒を使用し握力強化と座位上でのバランス訓練、ペットボトルを使用しての滑車運動、タオルを使用し体幹部の筋力作りを開始しました。
始めたばかりなので、現在効果はまだまだ見られていませんが、以前と変わらないようなトレーニングを提供していきます。
利用者様にいつまでも元気に過ごしてもらうために、目標を叶えてもらうために、痒いところに手を届かせながら、職員一同でアーチデイサービス大開を盛り上げ作りあげていきます。