Cina 株式会社シーナ
「あきらめない介護」、「明るい老後」、「望まれる給食」で
高齢化社会をサポートする株式会社シーナです。
事例紹介 事例紹介
  • 2021.04.09
  • シーナグループ第20期下期キックオフ🌸事例発表最優秀賞🌸

  • 2021.3.27
    シーナグループ第20期下期キックオフ 事例発表最優秀賞
    アーチ・デイサービス 加古川西 発表者 竹崎 則子 テーマ:やる気スイッチON‼ ある時、ふとしたきっかけでできることが増え、笑顔が増えた 3名のご利用者の事例を紹介。

    やる気スイッチ

    M様 H2911利用開始(脳梗塞、左半身麻痺)

    依存心が強く、ほとんどの事は自分でしようとされませんが、目標をお伺いすると「自分のことは自分でできるようになりたい」との思いを持たれています。

    ご利用開始1年後、ご家族が留守中に自宅で転倒、床で2時間動くことが出来ず辛い思いをされました。それを機に小さな出来ることをご提案。まずは杖を拾うことから始める。

    テーブルに手を付きながら取ることが出来る。

    手すり運動のスクワットで下肢筋力をつけソファからの立ち上がりやエアロバイクに取り組まれました。

    今では25分間連続で6km漕ぐことが出来ています。

    今後はベッドからの起き上がり、床からの立ち上がりに挑戦!

    T様 R2.・4利用開始(脳出血、右片不全麻痺)   

    入浴目的で利用されましたが、今まで出来ていたことが出来なくなったと浴槽内で時に涙を流されることもありました。トレーニングは消極的でしたが、60代とお若く退院後すぐで、半ば強引に手すり運動で麻痺側に体重をかけ、立つ練習を開始しました。出来たことで笑顔になり利用回数を増やし歩く喜びを感じて約3ケ月後には手すり歩行もスムーズにできるようなられてます。送迎車の乗り込みもリフトを使わず乗り込むことが出来るようになられました。通院には介護タクシーを利用されていますが、自家用車で通院できるのが目的でケアマネを通じ、訪問リハのPTさんと連携し、ご自宅の車に乗る練習をしてはどうかとご提案させて頂き、乗り込むことも出来るようになられました。

    現在、ご自宅テラスから車いすに乗りリフトで出入りされてますが、

    今後は玄関から介助歩行で出入りに挑戦!

     

     

    K様R111利用開始(脳梗塞、左片不全麻痺)

    退院後すぐのご利用でしたが、転倒の恐怖心があり全体ではなく個別トレーニングをご提案!!しかし拒否されていました。馬蹄型歩行器を使っているご利用者から、僕の歩行器を使ってみてと声を掛けられ、それがきっかけで歩行訓練に前向き取り組むようになられました。今では入浴への移動はピックアップ歩行器又は患側の軽介助での歩行が可能です。

    ご自宅から送迎車まで約150m車いすで移動されてますが、今後は歩行器で移動に挑戦!

     

    M様をはじめT様、K様に共通するのは何かができた時「ヤッター出来たー」と大喜びするのではなく「あれ?出来た」の後「フッ」と笑みがこぼれる瞬間がありました。これはきっと今まで諦めて何もしてこなかったため出来た事による驚きなのかもしれません。

    小さな出来たで(やる気スイッチ)が入り、同じ練習を繰り返し次のステージ、そしてまた次のステージへとステップアップされています。

    ご利用者の出来ることへの喜びはご家族にとっても喜びであり、さらに「こんなことが出来ればいいのに」と要望の声も聞かれます。

     

    私たちアーチの職員はご利用者の「あれして、これして」に応えるのではなく、ご利用者のできることを増やすことが仕事です。(残存機能を活かす)

    これはご利用者が手指訓練で紙を丸め皆さんで作った夢という漢字です。

    よく見てください。ひらがなでかなえろと書いてあります。私たちはこれからもご利用者の夢が叶うように全力でサポートしていきます。